初心者も必見!暗号資産(仮想通貨)の「板」の見方を徹底解説 | 指値注文・成行注文の取引方法
この記事の目次
暗号資産取引所(仮想通貨)の「板」とは
暗号資産(仮想通貨)の売買において、売りたい人の情報が載っているものを「売り板」、買いたい人の情報が載っているものを「買い板」と言います。
板を見ることで「自分が売るにはどの価格で注文を出せばいいのか」また「買うにはどの価格で注文を出せばいいのか」がわかるため、暗号資産(仮想通貨)の売買をする際には必ず板をチェックする必要があります。
ここでは暗号資産(仮想通貨)の板についてよく使われる用語とともに解説していき、最後に板が見やすい暗号資産取引所を紹介するので、暗号資産(仮想通貨)を始める方は参考にしてみてください。
板に表示されている4つの要素は?
板は主に「売り板」「買い板」「気配値」「注文量」という4つの要素によって構成されています。ここでは板に表示されている4つの要素を、以下で記載したBTCの板を参考にしながら解説していきます。詳しく解説していきます。
売気配数 | 気配値 | 買気配数 |
---|---|---|
0.0010 | 928500 | |
0.0780 | 928415 | |
0.0180 | 928405 | |
1.9094 | 928400 | |
0.0999 | 928160 | |
0.0020 | 928155 | |
0.0055 | 928095 | |
0.8279 | 928050 | |
1.5555 | 928000 | |
0.3350 | 927995 | |
927865 | 0.0150 | |
927570 | 0.2363 | |
927370 | 0.2363 | |
927250 | 0.0300 | |
927245 | 0.1311 | |
927020 | 0.4875 | |
927015 | 3.2584 | |
927000 | 0.0184 | |
926695 | 0.0931 | |
926440 | 0.1035 |
売り板
売り板とは売りたい人の集合体のことで、どんな売り注文が出されているのかを見ることができます。詳しい見方については後述しますが、多くの取引所で表の上の部分が売り板となっているので、買い注文を出したいときは中央より上の部分に注目しましょう。
買い板
買い板とは買いたい人の集合体のことで、どんな買い注文が出されているのかを見ることができます。
詳しい見方については後述しますが、多くの取引所で下の部分が買い板となっているので、売り注文を出したいときは中央より下の部分に注目しましょう。
気配値
気配値とは売りたい価格、買いたい価格のことです。上の表では中央の列に書かれている数字が気配値で、927,995円以上の価格で売りたい人と927,865円以下の価格で買いたいという人がいるということになります。
取引所によってはレートなど他の言い方をする場合もありますが、基本的に中央の列にあるものが気配値だと覚えておきましょう。
注文量
注文量とはその価格で出ている注文の総量です。図では売気配数や買気配数となっている場所が注文量になります。
たとえば、売り板の928,000円の部分を見ると1.5555となっていますが、これは928,000円で1.5555BTCが売り注文として出されているということになります。基本的にどの取引所でも気配値の横にあるものが注文量です。
「指値注文」の3つの特徴
指数注文はオークションとは違い最高値でなくても購入することができます。
また、同じ価格で注文を出した場合には早い注文が優先して約定していき、最安値や最高値以外でも注文をされる可能性があります。ここでは指数注文の特徴について詳しく説明していきます。
オークションとの違い
指値注文は自分の希望価格で注文を出すことができるため、オークションに似ている部分がありますが、この二つには大きな違いがあります。
オークションは最高値を提示した人だけが購入できる仕組みですが、「指数注文」は最高値を提示した人以外でも売りたいという人が現れるのを待てばその価格で購入することができます。
同じ価格なら注文の早いほうから売買成立
指数注文は同じ価格での注文があった場合、先に注文を出したものが優先的に約定する仕組みになっています。
たとえばすでに800,000円で0.5BTCの売り注文があり、同じ価格で0.5BTCの売り注文を出したとすると、板の注文数は1BTCです。そこに0.5BTCの買い注文があった時には先に注文が出ていた0.5BTCが売買成立となり、自分の出した注文は次の買い注文があるまで待つことになります。
そのため、すでに注文が出ている価格に注文を出す際には注文量を確認することで、売買が成立するまでにどれくらいの時間が掛かるのかを予想することができます。
売り板の最安値、買い板の最高値でなくても取引される?
指数注文は必ずしも売り板の最安値や買い板の最高値で取引がされるわけではありません。
たとえば1BTCをすぐに売りたいというときに、最高値の注文が0.5BTCしかなかった場合、次の価格に1BTC分の注文があればその価格で売り注文を出す可能性もあります。
なぜそのようなことが起きるか疑問に思いますよね。仮に最高値で1BTCの注文を出したとすると、0.5BTCは確実に約定しますが、残りの0.5BTCは希望の価格で注文が出てこない可能性もあるためです。その場合は確実に売れる次の価格で注文を出すということがあります。
暗号資産(仮想通貨)は多くの人が取引をしているため流動性が高く、最高値や最安値でなくてもある程度の価格であれば注文が約定することが多いです。
取引所間の価格差で儲ける「アービトラージ」
暗号資産(仮想通貨)の取引所間で同一暗号資産に一時的な価格差が生じたときに、割安な取引所で買い、割高な取引所で売ることで利益を獲得する「アービトラージ」という取引の手法があります。
「アービトラージ」は一攫千金こそないもののリスクが少なく、投資の知識が少なくても始めることができるので、初心者の方におすすめの取引方法です。
板を見れるようになることで大局的な取引ができる
暗号資産(仮想通貨)の取引所には売りたい人の情報が載っている「売り板」と買いたい人の情報が載っている「買い板」があります。
板を見ることで、そのときの需要と供給を確認することができるため、取引を行ううえでは重要な要素になってきます。買い注文の数量が多いときはトレンドが上昇傾向にあることが多く、逆に売り注文が多いときは下降傾向にあることが多いと言われています。
板を見れるようになると視野が広がり、自分の希望する価格で注文を通すことができるようになるため、板の情報はしっかりと確認するうようにしましょう。
おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所4選
ここからは、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を4つ紹介します。取り扱い暗号資産の種類や取引手数料などから、あなたに合う取引所を選びましょう。
※2020年12月時点の各取引所の公式サイトを参照。最新情報は公式サイトを確認して下さい。
bitFlyer(ビットフライヤー)
取引所手数料 | 取扱数 | セキュリティ | スマホ対応 |
---|---|---|---|
0.01〜0.15% | 12 | ◯ | ◎ |
- 暗号資産(仮想通貨)取引所の運営歴6年の信頼感
- すべての取り扱い銘柄を販売所形式で取引可能
- 資本金41億円の安定した経営母体
bitFlyerは、ビットコインはもちろんのこと、リップル・モナコイン・イーサリアムなど12種類の取り扱いがあります。また、アカウント維持・販売所での売買・ビットコインFX取引などさまざまな手数料が無料です。
Coincheck(コインチェック)
取引所手数料 | 取扱数 | セキュリティ | スマホ対応 |
---|---|---|---|
0% | 14 | ◯ | ◎ |
- 約500円~14種の暗号資産(仮想通貨)が買える
- 月1万円~積立できる
- 専用アプリが使いやすく初心者におすすめ
Coincheckは14種類の暗号資産(仮想通貨)を約500円から購入できます。専用のスマホアプリは使いやすいため、暗号資産取引初心者におすすめです。
GMOコイン
取引所手数料 | 取扱数 | セキュリティ | スマホ対応 |
---|---|---|---|
-0.01%~0.05% | 10 | ◯ | ◎ |
- FX事業など多くの事業で成功しているGMOグループ
- FX事業のノウハウを活用したい使いやすい取引画面
- 取引所・販売所の両方が利用できる
GMOコインは、FX最大手のGMOグループが2017年5月に開設した取引所です。東証一部上場のGMOインターネットグループが運営しているため安心感があります。
DMM Bitcoin
取引所手数料 | 取扱数 | セキュリティ | スマホ対応 |
---|---|---|---|
無し | 11※ | ◯ | ◎ |
- 11銘柄で レバレッジ取引ができる
- FXのノウハウを活かした高機能な取引ツール
- 様々な手数料が無料
DMM Bitcoinは、動画サイト事業やFXでも有名なDMMが2018年1月に開設しました。特にレバレッジ取引ができる銘柄11種類と豊富なことが特徴です。
※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。
※2020年12月時点の情報のため、最新ではない可能性があります。
※暗号資産(仮想通貨)取引には価格変動・流動性・決済完了性がない・暗号資産(仮想通貨)盗難や紛失などさまざまリスクがあります。
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