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ビットコインの歴史って?これまでの歴史と価格の推移をご紹介

マネーフォワードモール編集部


仮想通貨記事_39_A

ビットコインの誕生

ビットコイン誕生の経緯

2008年10月31日、サトシ・ナカモトという名前を使った匿名の人物がインターネット上に「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文を発表しました。この論文を元に複数の開発者が協力して開発を進め、2009年1月3日にブロックチェーンの最初のブロック(genesis block)が誕生しました。

サトシ・ナカモトとは?

論文を発表したのは「ナカモトサトシ」と名乗る人物ですが、その正体は未だにわかっていません。その人物が日本人なのかそれとも外国人なのか、それすらも謎のままです。これまでに何人かがナカモトサトシ本人なのではないかと言われています。

・望月新一教授(京都大学数理解析研究所)
・ニック・サボ教授(米ジョージワシントン大学)
・クレイグ・スティーブン・ライト氏(オーストラリア人投資家)

上記の3人が比較的よく知られている候補者です。中でも、ライト氏は自らナカモトサトシだと名乗り出ています。しかし、同氏が示した証拠は決定的なものではないと一部の方から言われており、その正体はやはり謎のままです。

はじめての実用

2009年10月にはじめて仮想通貨と法定通貨の交換レートが提示されました。価格はビットコインの新規発行や取引処理をおこなうためにかかる電気代をもとに計算されたといわれています。その交換レートをもとに、はじめて法定通貨でビットコインが購入されました。購入された額は、5,050BTCに対して5.02ドルであり、当時のビットコインの価格は1BTCに対して1円以下でした。

2010年5月、アメリカでビットコインがはじめて決済に使われました。その内容は、ピザ2枚と1万BTCを交換するというものでした。1万BTCは今の時価で計算すると50億円を超える額になり、今考えるとなんとも高級なピザということになります。
(BTCとはビットコインの数量を表す単位です。)

マウントゴックス事件で大暴落

マウントゴックス事件の概要

2014年2月に仮想通貨取引所マウントゴックスから、ハッキングにより顧客分の75万BTCと自社で保有している10万BTC、購入用の預り金約28億円が消失していることが判明しました。この事件により、マウントゴックスは事実上経営破綻となり、営業を停止しました。なお、消失したとされるビットコインの合計額は当時のレートで計算すると約470億円となります。

原因は取引所のセキュリティ?

事件が発生した原因は、未だに分かっていません。仮想通貨取引所であるマウントゴックスのセキュリティの甘さや内部犯行の可能性があると言われており、仮想通貨であるビットコイン自体の原因ではなかったとされています。しかし、この事件によってビットコインの値段は暴落することとなり、世間からのイメージも「怪しいもの」「詐欺」といった悪くなってしまいました。

マウントゴックス事件のその後

事件は内部による犯行という説もあり、2015年8月1日にはマウントゴックス社のCEOであるマルク・カルプレス容疑者が逮捕されることになりました。ところが、2017年7月に新たに事件に関与した疑いのある人物が逮捕されました。米検察当局はマウントゴックス事件に関連したとみて、ロシア人のアレクサンダー・ビニック容疑者をギリシャで逮捕しています。カルプレス被告に判決は下されましたが、流出したビットコインの真相は未だに分かっていません。

ハードフォークでビットコインが分裂

ハードフォークとは?

仮想通貨のフォーク(分岐)とは、仮想通貨の機能を改良するために行われるアップデートのことです。アップデート方法にはハードフォークソフトフォークの2種類があります。ハードフォークとは、それまでの仮想通貨の仕様はそのままに、新たにアップデートされた仮想通貨を生み出す方法です。アップデート前の仮想通貨を残し、新たな仮想通貨が生まれるので、通貨が2つに分裂することが特徴です。一方で、ソフトフォークではそれまで利用されていた仕様を全て新しくして、使いつづけるということが特徴です。

ビットコインキャッシュの誕生

2017年8月1日にビットコインはハードフォークし、ビットコインキャッシュが誕生しました。ハードフォークした経緯としては、スケーラビリティ問題の解決方法をめぐってビットコインのコミュニティ内で対立が起こったからだといわれています。

スケーラビリティ問題とは、ビットコインを利用する人が増えたために、取引の処理スピードが遅くなり、手数料が高騰するなどの問題です。ビットコインが作られた際には、今ほどの取引量の拡大を想定されていなかったようで、送金詰まりと呼ばれる問題などが起きています。解決法が2種類提案されましたが、それぞれの方法を採用する形でハードフォークし、ビットコインキャッシュは誕生しました。

ビットコインキャッシュとは?

ビットコインキャッシュとは、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するために、取引データの最大容量を拡大するハードフォークによって誕生した仮想通貨です。ビットコインから分裂したものであり、全く別の仮想通貨です。ハードフォークの際、ビットコインを保有する人には同量が配られました。このため、ビットコインキャッシュは一定量流通しており、時価総額が比較的高いことが特徴です。

ビットコインのフォークは70回を超える

フォークコイン(フォークで生まれた仮想通貨)をまとめたサイトであるforkdrop.ioによると、ビットコインのフォークはこれまでに70回以上確認されています。つまり、ビットコインから70以上のコインが誕生したのですが、そのほとんどは取引所での取扱い(上場)がされておらず、価値の低いコインとなっています。フォーク自体はforkgen.techというサイトを利用すれば誰にでも可能ですが、流通しなければ無価値に等しいコインを生み出すだけです。

これまでのビットコイン価格の推移

・キプロス危機で上昇
2013年3月、キプロス共和国では経済危機の影響で預金引出制限がかかり、国内経済が混乱に陥りました。人々のユーロや国内銀行への不信が高まり、銀行などの金融機関を介さず、自分で管理できる資産の保管先を求めるようになりました。そこで、国を越えた取引が可能で、一国の経済状況に左右されないビットコインへ注目が集まったといわれています。その結果価格は上昇し、一時1BTC=約1万3000円を記録しました。

・中国でビットコインが禁止され急落
2013年12月、中国政府が国内の金融機関におけるビットコイン取引をすべて禁止したことをきっかけに、1BTC=約11万円だったものが約6万円へと急落したといわれています。

・マウントゴックス事件で暴落
2014年2月、仮想通貨取引所マウントゴックスがハッキング被害を受けたことで、1BTC=約5万円まで暴落しました。この事件によってビットコインの知名度は上がりましたが、世間からの仮想通貨に対するイメージはネガティブなものとなりました。

・ビットコイン、過去最高の約200万円超え
その後、日本ではビットコインの取引量が急増し、2017年12月、これまでで最高価格となる1BTC=約200万円を記録しました。

・コインチェック事件で下落
2018年1月、仮想通貨取引所であるコインチェックがハッキング被害を受け、大量の仮想通貨ネムが流出しました。事件後、ビットコインも影響を受け、1BTC=約126万円から約113万円へと下落しました。この事件は仮想通貨ではなく、取引所であるコインチェックのセキュリティに原因があったと考えられています。

ビットコインの歴史について

ビットコインに関する主な出来事を中心にこれまでの歴史を振り返ってみました。ビットコインは仮想通貨の中で時価総額が1位であり、過去には200万円を超える高騰したこともあるため、多くの人から注目を集めています。そして、仮想通貨の基軸通貨であるビットコインは仮想通貨業界全体の値動きに影響を及ぼしやすいため、今後も注目していくべき存在と言えます。

参考:Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System40億ドル超の資金洗浄でロシア人逮捕、マウントゴックス破綻にも関与|ロイター

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