どうやって送るの?仮想通貨の送金を分かりやすく解説
この記事の目次
- 暗号資産(仮想通貨)の送金とは?
- どんなときに送金する?
- 暗号資産(仮想通貨)で送金するメリット
- 手数料が抑えられる
- 法定通貨よりも送金にかかる時間が短い
- 暗号資産(仮想通貨)の送金(送付)の仕組み
- ウォレットで管理されている秘密鍵、公開鍵、アドレス
- 送金にかかる費用はマイナーへの報酬
- 送金ミスの原因と防ぐ方法
- 送金ミスの原因
- 暗号資産(仮想通貨)を送金(送付)するときの注意点
- 送金詰まりを解消する方法
- 送金の手順
- 暗号資産(仮想通貨)を送金する
- おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所4選
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- Coincheck(コインチェック)
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
暗号資産(仮想通貨)の送金とは?
どんなときに送金する?
具体的には暗号資産(仮想通貨)の送金とは、所有している暗号資産をウォレットから別のウォレットへ送ることを指します。ウォレットとは、暗号資産(仮想通貨)を保管するための電子上の財布のようなものです。暗号資産の送金をする場面としては以下のようなものが考えられます。
- 個人間でAさんのウォレットから、Bさんのウォレットへと暗号資産を送るとき
- 自分の暗号資産をA取引所からB取引所へ移動させるとき
複数の取引所に口座をもつ人にとって、取引所間で暗号資産(仮想通貨)を移動させることはよくあります。複数の取引所で口座を開く理由は、取引所によって取り扱う暗号資産の種類や価格に違いがあるためです。
暗号資産(仮想通貨)で送金するメリット
手数料が抑えられる
法定通貨を送金する場合には、銀行という中央管理者が存在し各銀行定められた送金手数料がかかります。しかし、暗号資産(仮想通貨)は基本的に中央管理者が不在のP2Pネットワークを経由して送金するため、送金にかかる手数料が安く済みます。
P2Pネットワークとは、暗号資産(仮想通貨)ユーザー同士が直接接続し合うことでデータの送受信ができる仕組みで、中央に管理元となるサーバーを必要としません。中央に管理元となるサーバーが必要になると、その維持管理のために費用が発生します。一方で、中央にサーバーが不要なP2Pネットワークでは送金手数料をより安く抑えることができます。
また、暗号資産(仮想通貨)による送金は、国内・海外問わず同じ手数料であることもメリットです。法定通貨の場合、国内と海外では送金にかかる手数料が大きく異なります。そのため、国内であっても海外であってもかかる手数料が同じということは、法定通貨にはないメリットと言えます。
たとえば、楽天銀行で外貨を海外に送金する場合、手数料は最大で1,750円かかります。日本円で海外に送金するはさらに追加で円貨送金手数料が3,000円かかります。一方で、暗号資産(仮想通貨)で送金する場合、手数料は取引所が負担することで、顧客が払う無料になることもあります。また、かかったとしても数百円ほどになります。
法定通貨よりも送金にかかる時間が短い
法定通貨を銀行を利用して海外送金する場合には数日から一週間ほどの日数がかかりますが、暗号資産(仮想通貨)であれば数秒~数十分で完了します。
送金時間の比較(送金受け取り国が米国の場合)
- 楽天銀行ー送金日+1~3日
- ゆうちょ銀行ー送金日+2~7日
- ビットコインー約10~20分
また、銀行とは異なり営業日などの時間制限がなく24時間365日利用することができます。
参照:はじめての海外送金 |楽天銀行
参照:国際送金取扱国|ゆうちょ銀行
参照:XRP|ripple
暗号資産(仮想通貨)の送金(送付)の仕組み
ウォレットで管理されている秘密鍵、公開鍵、アドレス
暗号資産(仮想通貨)は電子データであり、実際にウォレットに暗号資産が保管されているわけではありません。ウォレットにより管理されている「秘密鍵」「公開鍵」「アドレス」というもので暗号資産の送付が可能となります。
たとえば、AさんからBさんのアドレスへビットコインを送付したい場合、この取引情報がAさんの秘密鍵を使って暗号化され、公開鍵とともにP2Pネットワークに送付されます。
P2Pネットワークでは、取引情報が正しいかを確認(検証)する作業が行われ、内容が正しければBさんのアドレスにビットコインの送金が完了する、という流れになります。公開鍵は秘密鍵から作成され、公開鍵から秘密鍵は作成できないことが特徴です。
送金にかかる費用はマイナーへの報酬
暗号資産(仮想通貨)を送金する場合には、手数料が無料の取引所と有料の取引所があります。
無料の取引所でも結局は取引所自体が費用を負担していることが多く、送金する場合には基本的には費用が発生しています。そして、送金にかかる費用はマイニングをしている人や企業(マイナー)へ報酬として支払われています。
マイニングとは1つ1つの取引が正しくおこなわれているかを検証する作業で、この作業によって取引は成り立っています。
送金ミスの原因と防ぐ方法
送金ミスの原因
送金ができない、もしくは時間がかかってしまう原因としては以下があげられます。
- アドレスの文字が間違っている
- 送金詰まりを起こしている
アドレスを間違えてしまった場合、送った暗号資産(仮想通貨)は戻らないことが多いです。送付先のアドレスを誤った場合は、その暗号資産は失う可能性が高くなります。
暗号資産(仮想通貨)を送金(送付)するときの注意点
- アドレスは正確に写す
- 少額の暗号資産を送金してテストする
暗号資産(仮想通貨)を送金する際に、注意するべき点としては上記のような方法があります。
直接入力してしまうとアドレスを間違える可能性が高くなるため、おすすめできません。また、送金の経験が少ない方は、試しに少額の暗号資産を送金することで、正確に着金したことを確認してから、まとまった金額の送金をしてみましょう。
送金詰まりを解消する方法
- コインの種類を変える
- 手数料を多くする
特定の暗号資産(仮想通貨)の取引量が増えすぎてしまうと、取引の承認処理が間に合わず着金が大幅に遅れる送金詰まりとなる可能性があります。その場合には基本的に待つほかに方法はありませんが、処理速度の速い暗号資産(仮想通貨)を利用することで解消する場合があります。
また、送金手数料を高く支払えばマイナーはその取引の作業を優先しておこなう可能性が高いため、できるだけ早く送金したい場合には手数料を多くすることも1つの方法です。処理速度が比較的に速いとされている暗号資産(仮想通貨)の種類には、リップルなどがあります。
送金の手順
最後に、GMOコインを例にして暗号資産(仮想通貨)の送金手順を見ていきましょう。基本的に取引所からの送金の手順は他社と大きな差はありません。
1.GMOコインにログイン
2.「入出金」から暗号資産を選択
3.「銘柄選択」から送付したいコインを選択
4.「送付」→「新しい宛先を追加する」と選択し、送付先情報を登録
5.「数量」を入力後「2段階認証」をおこない完了
暗号資産(仮想通貨)を送金する
今回は暗号資産(仮想通貨)の送金について解説しました。暗号資産は法定通貨よりも手数料が安く送金時間も短いことが特徴です。
ただし、アドレスを誤って送金した場合、その暗号資産(仮想通貨)は失ってしまう可能性が高くなるため、十分な確認が必要です。また、送金手数料は変更となる場合もあるため、利用する際は最新の情報をチェックすることも大切です。
おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所4選
ここからは、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を4つ紹介します。取り扱い暗号資産の種類や取引手数料などから、あなたに合う取引所を選びましょう。
※2020年12月時点の各取引所の公式サイトを参照。最新情報は公式サイトを確認して下さい。
bitFlyer(ビットフライヤー)
取引所手数料 | 取扱数 | セキュリティ | スマホ対応 |
---|---|---|---|
0.01〜0.15% | 12 | ◯ | ◎ |
- 暗号資産(仮想通貨)取引所の運営歴6年の信頼感
- すべての取り扱い銘柄を販売所形式で取引可能
- 資本金41億円の安定した経営母体
bitFlyerは、ビットコインはもちろんのこと、リップル・モナコイン・イーサリアムなど12種類の取り扱いがあります。また、アカウント維持・販売所での売買・ビットコインFX取引などさまざまな手数料が無料です。
Coincheck(コインチェック)
取引所手数料 | 取扱数 | セキュリティ | スマホ対応 |
---|---|---|---|
0% | 14 | ◯ | ◎ |
- 約500円~14種の暗号資産(仮想通貨)が買える
- 月1万円~積立できる
- 専用アプリが使いやすく初心者におすすめ
Coincheckは14種類の暗号資産(仮想通貨)を約500円から購入できます。専用のスマホアプリは使いやすいため、暗号資産取引初心者におすすめです。
GMOコイン
取引所手数料 | 取扱数 | セキュリティ | スマホ対応 |
---|---|---|---|
-0.01%~0.05% | 10 | ◯ | ◎ |
- FX事業など多くの事業で成功しているGMOグループ
- FX事業のノウハウを活用したい使いやすい取引画面
- 取引所・販売所の両方が利用できる
GMOコインは、FX最大手のGMOグループが2017年5月に開設した取引所です。東証一部上場のGMOインターネットグループが運営しているため安心感があります。
DMM Bitcoin
取引所手数料 | 取扱数 | セキュリティ | スマホ対応 |
---|---|---|---|
無し | 11※ | ◯ | ◎ |
- 11銘柄で レバレッジ取引ができる
- FXのノウハウを活かした高機能な取引ツール
- 様々な手数料が無料
DMM Bitcoinは、動画サイト事業やFXでも有名なDMMが2018年1月に開設しました。特にレバレッジ取引ができる銘柄11種類と豊富なことが特徴です。
※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。
※2020年12月時点の情報のため、最新ではない可能性があります。
※暗号資産(仮想通貨)取引には価格変動・流動性・決済完了性がない・暗号資産(仮想通貨)盗難や紛失などさまざまリスクがあります。
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