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仮想通貨のFX取引とは?空売りとは?仕組みから取引所の選び方まで徹底解説!

マネーフォワードモール編集部


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仮想通貨FXとは?空売りってなに?

仮想通貨を売買する「現物取引」とはなにが違うのでしょうか。仮想通貨FXの取引を始める前に、まずはメリット・デメリットから理解しましょう。

この記事ではFXの仕組みから取引所の選び方まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。

仮想通貨FXとは?

まずは仮想通貨FXの仕組みや通常のFX取引、仮想通貨の現物取引との違いを確認していきましょう。

仮想通貨FXの仕組み

仮想通貨FXとは、預け入れた資金をもとに、より大きい額の仮想通貨取引をおこなうことができる方法です。具体的には、始めに「証拠金」と呼ばれる資金を担保として取引所に預けます。そして預けた金額に対して5倍、10倍といった倍率をかけることで、少ない資金でより大きい額の取引をおこなうことができます。この証拠金に対してかけられる倍率のことを、「レバレッジ」と呼びます。

仮想通貨FXの取引では、仮想通貨そのものは受け渡されません。取引の差額のみを収益として得ることができます。

仮想通貨FX 図1

そもそもFXとは?

「FX」とはもともと「Foreign Exchange」の略で、外国為替証拠金取引ともいいます。FX取引では、日本円や米ドルなど、法律で認められている法定通貨を取引し、取引所の営業時間内のみ取引可能であることが特徴です。

一方、仮想通貨FXではビットコインをはじめとする仮想通貨が取引の対象で、24時間365日取引できます。

仮想通貨の現物取引との違いは?

現物取引はレバレッジをかけない、手元にある資金の範囲内で、実際に仮想通貨を購入する取引方法です。現物取引で利益を出す場合は、値上がりしたところで、売却することが基本的な流れです。このため、取引を始めるにあたって取引する仮想通貨と同等の準備資金が必要になります。レバレッジで運用額を大きくできる仮想通貨FXと違って、100万円の取引をしたい場合は100万円分の資金を用意しなければなりません。

現物取引とFX取引のメリット・デメリットを比較した記事もご参照ください。

取引の流れ

次に具体的な仮想通貨FXの仕組みを見てみましょう。

① 証拠金となる法定通貨(日本円などの法律で認められた通貨)を仮想通貨取引所へ預け入れる。

仮想通貨FXの取引にあたり、証拠金を仮想通貨取引所に預け入れる必要があります。仮想通貨で証拠金を預け入れる取引所もあります。

② 仮想通貨取引所から、証拠金に応じて仮想通貨が取引できる権利をもらう。

預け入れた証拠金は、レバレッジを利用することによって、資金である証拠金の数倍の取引の権利を得ることができます。また、①と②はほとんど同じタイミングでおこなわれるため、価格変動で差額が発生することはありません。

③ 取引の権利を得た仮想通貨で取引をおこなう。

ここで、仮に1BTCの価格を100万円として、仮想通貨FXの取引例を見てみましょう。

Aさんが証拠金10万円を取引所に預け、レバレッジを10倍でかけると、100万円相当のビットコイン(1BTC)の取引をおこなう権利を得ます。あくまで、取引する権利であるため、Aさんは100万円分のビットコインを実際に手に入れるわけではありません。1BTCの価格が110万円に値上がりすると、Aさんは差額の10万円だけを利益として受け取ります。(※BTCとはビットコインの枚数の単位であり、こちらの例におけるBTCの価格は実際のものとは異なります)

仮想通貨FXのメリット

レバレッジにより少額でも大きな利益が狙える

仮想通貨FXではレバレッジを使って自己資金以上の金額で取引をおこなうことができます。たとえば、現物取引では100万円分の仮想通貨を取引するには、100万円分の資金を法定通貨か別の仮想通貨で用意する必要があります。

一方、仮想通貨FXのレバレッジを利用すれば、100万円もの資金がなくても、10万円の資金に10倍のレバレッジをかけて、100万円分の仮想通貨を運用できます。そのため、自己資金が少ない人でも大きな利益を狙うことができる点は、メリットの1つと言えるでしょう。

売り(ショート)からも入れる

一般的な仮想通貨取引では、仮想通貨を購入し、その後価格が上がったところで、売却することが通常の取引の流れです。これに対して、仮想通貨FXでは空売りと呼ばれる、売却から取引をはじめる取引方法があります。自分が持っていない仮想通貨を売却し、その後売却した仮想通貨を買い戻すといった流れになります。通常は「安く買い、高く売る」取引を「高く売り、安く買い戻す」ことになります。

これを空売り、またはショートと言います。

仮想通貨FX 図2

空売りをおこなうメリットは、仮想通貨の価格が下がった時でも利益をあげることが可能な点にあります。価格の下降トレンドは市場や仮想通貨のネガティブなニュースが発生すると起こりやすくなります。

たとえば、Aさんが1BTCを100万円で空売りしたとします。このとき、Aさんは1BTCを空売りして手に入れた100万円で取引することができます。その後、1BTCの価格は90万円に下がりました。空売りした1BTCは買い戻す必要があるので、手元にある100万円を使い、1BTCを90万円で買い戻しました。するとAさんの手元には、差額である10万円が利益として残ります。借りた仮想通貨の価格が下がったことにより利益を得ることができる取引方法です。(※こちらの例におけるBTCの価格は実際のものとは異なります)

計算式は以下のようになります。

仮想通貨FX 図4

空売りの役割

なぜ仮想通貨FXでは空売りという仕組みがあるのでしょうか。価格が安い時に購入し、高くなったときに売却するという一般的な取引方法のみでは、仮想通貨の価値が下落傾向になると、通貨の流動性が低くなります。投資家の心理がはたらき、価格が下落トレンドになると売りが売りを呼び、仮想通貨の価格の下落に歯止めがきかなくなることも考えられます。

空売りという仕組みがあることで、仮想通貨の価値が下がっても利益を得る可能性が残されます。空売りは市場の活性化はもちろん、売買の活発化、価格急騰の防止、価格が下がっても儲けたい人の需要を呼び込む、など様々な役割を担っています。

仮想通貨FXのデメリット

レバレッジで損失も拡大

仮想通貨FXではレバレッジによって、少ない資金でも多くの金額の取引ができる一方で、現物取引と比べると損失も数倍になってしまう可能性があります。一般に仮想通貨の価格変動は激しいと言われていますが、FXだとその影響がさらに大きくなるのです。

たとえば、証拠金として4万円に、レバレッジを25倍でかけると、運用額は100万円になります。

しかし、仮想通貨の価格が4%下がれば、証拠金は全てなくなります。さらに価格が下がれば、自身が用意していた証拠金以上の損失になり、借金となる可能性があります。初めて取引される方はレバレッジの低い取引から始めることをおすすめします。

空売りによって損失を被ることもある

先ほど紹介した空売りであれば、価格が下がる中でも利益が得られます。

しかし、裏を返せば通貨の価格が上がると損失となる取引です。たとえば、10万円で空売りした仮想通貨の価格が11万円に上昇した場合、取引の差額分(損失)は下記の計算になります。

仮想通貨のFX取引とは?仕組みから取引所の選び方まで徹底解説!___Onbit_By_Money_Forward

取引所の選び方

取引所によって仮想通貨FXのルールは異なります。ここでは、取引所を選ぶにあたって注意したいポイントを紹介します。詳細な設定は各取引所の公式サイトで確認してください。

入金・出金手数料

仮想通貨を購入するために、取引所へ日本円を振り込まなければいけません。そのために発生するのが入金手数料です。出金手数料はその逆で、取引所からお金を出金する際に発生する手数料です

取引手数料

取引手数料は仮想通貨を購入する際や、売却する際に発生する手数料です。取引所によって手数料は異なるため、確認をしておく必要があります。

仮想通貨で払わなければいけない手数料を一覧で解説した記事もご参照ください。

スワップポイント

仮想通貨FXにおいて、注文後その注文を決済せずに翌日に持ち越した場合、スワップポイントと呼ばれる手数料が発生します。そのため、仮想通貨FXは短期間で取引を済ませることが一般的です。

スプレッド

購入価格と売却価格の差額のことを「スプレッド」と呼びます。購入価格が売却価格より大きいのは、仮想通貨交換業者の手数料が含まれているからです。スプレッドが小さい程、ユーザーは利益を上げやすくなります。取引所と販売所ではスプレッドが異なります。

スプレッドの仕組みやスプレッドを抑えて取引する方法も解説しています。

追加保証金

仮想通貨FXでは、証拠金以上の損失が出た場合、追加保証金が取引所より請求される場合があります。証拠金を追加すれば、さらに取引を継続することができます。追加保証金の請求の仕組みは各取引所によって異なります。

ロスカット

預けている証拠金よりも多くの含み損が一定以上出た場合、取引所によりロスカットされます。ロスカットとは投資家の更なる損失を未然に防ぐため、損失を確定させ、強制決済させるものです。価格が急変動した場合、意図せずロスカットされる可能性があるので、余裕ある資金で運用することが必要です。

仮想通貨FXができる国内取引所

ここからは、仮想通貨FXができる国内の仮想通貨取引所、販売所を見ていきましょう。なお、今回紹介する取引所や販売所は、すべて金融庁の認可を受けています。

1.GMOコイン

GMOコインは仮想通貨のFX取引、空売りに対応しています。空売りができる仮想通貨はビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップル、ライトコインの5銘柄です。レバレッジは5倍、または10倍のどちらかを選ぶようになっています。

2.DMM Bitcoin

DMM Bitcoinは多種多様な通貨ペアで利用可能です。一般的に取引所では仮想通貨と日本円の通貨ペアで空売りができますが、仮想通貨同士の空売りも可能です。レバレッジは5倍固定となります。

3.Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)

2018年9月にQUOINEX(コインエクスチェンジ)から名称を変え、Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)になりました。空売りに対応しており、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュが対応する仮想通貨です。通貨ペアに関して、日本円だけではなくUSD(米ドル)など外貨にも対応していることが特徴です。

4.BITPoint(ビットポイント )

サッカー選手の本田圭佑氏がイメージキャラクターとして起用されたことでも話題になった、BITPointです。空売りできる仮想通貨の種類はビットコインのみですが、レバレッジ設定は2倍・5倍・10倍・25倍と設定が可能です。特にレバレッジ25倍は国内取引所の中でも最大級の倍率です。大きいレバレッジがかけられる分、ハイリターンが見込めますが、ハイリスクでもあることに注意してください。

5.bitbank(ビットバンク)

徹底したセキュリティ対策を打ち出しているのがbitbank(ビットバンク)です。空売りはビットコインのみではありますが取引可能です。レバレッジの最大は20倍と他の取引所よりも大きい点が特徴です。証拠金はビットコインでの預け入れが必要で、日本円では入金ができません。

6.bitflyer(ビットフライヤー)

仮想通貨の空売りに対応する取引所がbitFlyerです。空売りできる通貨はビットコインのみで、レバレッジは最大15倍まで設定することが可能です。レバレッジは1倍や2倍の設定もできるため、リスクを抑えて慎重な取引をすることができます。

まとめ

今回は仮想通貨のFX取引についてご紹介しました。FXと聞くと難しいと感じるかもしれませんが、仕組みを理解すれば、少額な資金で、手軽に取引をはじめることができます。デメリットでも解説しましたが、仮想通貨FXでは自分が持っている資金以上の損失を抱える可能性があります。

そのため、取引をおこなう際には十分に注意を払い、余裕をもった資金で取引するように心がけましょう。

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